2022年8月20日、東京都渋谷区の路上で50代の女性と10代の娘が刃物に刺されるという事件が発生。
犯人が10代の少女だったこと、更に犯人と被害者の間に面識はなかったということから、衝撃的な事件だと話題になっています。
今回は渋谷事件犯人の情報について紹介します。
渋谷通り魔事件の概要
2022年8月20日、午後7時20分ごろ、東京都渋谷区、京王井の頭線神泉駅近くで、50代の女性とその娘(19歳)が刺されるという事件が発生しました。
殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、埼玉県戸田市在住の中学三年生の少女。
事件に使われたのは8.5㎝の包丁でしたが、少女は他にも二本の刃物を所持していたそうです。
襲われたのは19歳と50代の母娘
最初に襲われた19歳の女性は、背中に10センチにも及ぶ刺し傷を負い、命に別状はない物の今後の生活に大きな影響を及ぼすとみられております。
50代の女性は肩や腹を刺され、犯人との格闘の際に腰を骨折したとの情報も。
母親は突如、背後から刃物で襲いかかってきた少女に肩や腹を刺されながらも格闘して制圧。命からがら助けを呼んだのだ。
引用:YAHOO!JAPANニュース
母親が「110番して」などと叫びながら、ナイフを持つ少女(15)にかばんを振り回して必死に応戦していたという。
50代の女性の方も、命に別状はないというのが救いです。
渋谷通り魔事件の少女の家族構成は?
その後の調査の報道から、犯人少女の家族構成は以下のように言われています。
- 母親
- 長女:犯人少女
- 弟
少女が語った犯行動機の中に自身の母と弟への殺意が語られており、そのことから母と弟の存在が明らかになっています。
一方で、少女について「母と弟との三人暮らし」という報道もあり、そのことから母子家庭だったのではと言われています。
現時点では情報は少なく、父親について離婚だったのか、死別だったのか、そもそも本当にいないのかは不明となっています。
理解しがたい犯行動機
少女の犯行動機は、
- 「死刑になりたくて、たまたま見つけた親子を刺した」
- 「自分の母と弟を殺そうと考えており、練習のために二人を刺した」
とも語っていますが、単純にこの二つの動機自体が矛盾していますよね。
またその他の彼女の行動などからしても、このどちらも動機として成り立たないという奇妙な様相を呈しています。
練習のためだったならば、すぐさま母と弟がいる家に戻るべきだろう。だが、少女は逃げようともせず捕まっている。それだけではない。彼女は自宅に戻りたくても戻る術がなかった。
引用:毎日新聞
親子を襲った後、少女は逃げる素振りもなく、また当時の少女の所持金は100円にも満たず、家に帰る電車にすら乗れない状況だったそうです。
年齢で言っても、少女がこの事件で死刑にならないことは明白。
動機を調べる警察は頭を抱えているとのことです。
お母さんの嫌なところに自分が似てきたのが嫌だったので殺そうと思った
お母さんの遺体を弟に見せるのは嫌だったので一緒に殺そうと思った
引用:YAHOO!JAPANニュース
少女は「危言が悪くなると態度に出る」母親に強い恨みを持っていたそうですが、一方で母親は事件前に喧嘩はなかったと話しています。
嫌いなお母さんに似た性質が自分に出てきたことから、母親を殺そうと思ったという少女。
弟に関しては、
「母の遺体を見せたくないから一緒に殺す」
というおぞましい発言も見られますが、その後の行動からしても少女が本当に家族を殺そうとしていたかは微妙なところです。
「なんとなく学校生活に馴染めず」不登校になっていたという背景も明らかになっており、今後の捜査にも注目が集まります。
犯人少女の見た目はどこにでもいそうな子
事件現場で被害に遭った母娘を介抱した目撃者の個人事業主の男性(32)が2022年8月21日、当時の様子を語りました。
事件の時、母親が少女のナイフを手で握ったところで、すぐ前の飲食店の従業員が飛び出してきて母親から少女を引き離し、少女からナイフを取り上げた。
そして通行人数人が少女を取り押さえ、少女は暴れもせず表情のないままただ空を無言で見つめていたという。
男性によると容疑者の少女は「靴はいていたけど、母親ともみあったときにぬげた」。
少女の服装はスパッツにショートパンツを合わせていて、
「ヨガでもやりそうな服装で、どこにでもいる普通の女の子にみえた。こんな事件になってビックリした」
と語っています。
まとめ
今回は渋谷で起きた通り魔事件についての紹介でした。
面識のない犯人から突然襲われた女性の恐怖は計り知れないものだったでしょう。
命に別状がなくて、本当に良かったです。