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孤児たちは成長すると各国のNGOによって建てられた施設に引っ越します。男女別の部屋が、コンスタンツァ市民病院には確保できないからです。
この病院の役割は、新たな孤児・おおよそ10歳以下の孤児たちの生活施設、施設に暮らす孤児たちが病状が悪くなった際の入院、外来患者(孤児以外の感染児)の診察などです。また、子どもたちの移動(往診・急変患者の搬送・課外行動<ピクニック・映画>)等に使用する車両(この車両は、各施設の全員が使用します)も、基本的にこの病院に待機し、これらに関わる全てをAAAで全面的に支援しています。
教育は、平日は毎日授業が行われています。地域の学校に通い始めた子もいて、学用品などの支援をしています。しかし、これまで教育を満足に受けられなかった子は、学力に合わせ本来の歳の学年よりも下の学年になります。限られた世界しか知らなかった子は、学校に行くことで生き生きとし、成績も良いそうです。今後も徐々に地域の学校へと編入できるようになっていくでしょう。この環境の影響が子どもたちにプラスになれば本当に嬉しく思います。
食費は子ども一人あたり一日80,000〜90,000レイ(約3〜3.4$)かかりますが、病院からは、30,000レイしかでないので、不足分をAAAで支援しています。病院にはカウンセリングルームも設置され、セラピストが子どもたちの心のケアも始めました。非常に効果があるそうです。 |
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外来診察は平日午前中ですが、患者の数が多く、手一杯の状態です。4月にはアメリカの大学の支援で、コンスタンツァ市内に外来専門の病棟が完成します。最新の設備を持った清潔な施設です。外来診察は飛躍的に進歩することが予想されます。ここにはアメリカの医師も常駐し、緊急入院にも対応可能です。歯科も出来ます。生後間もなくHIV感染し12年経った今、感染が判明する子もいます。これらの感染原因の多くは、注射針の使い回しです。
外来診察にも来れない(交通費がないのです)貧困な家庭の感染児は、出来る限り調査し、往診をしていますが、この往診に関わる経費がなく、AAAで更に厚い支援を開始する予定です。
衣類などは、沢山の方々からAAAに送られた衣類をレギュラーで年間2トン送っていますが、物価高の状況下でこれは非常に意味のある支援です。
各国の施設では、その施設を設置、または運営する海外のNGOのやり方が、ルーマニアに合わずトラブルが起こることもあるそうです。私たちの訪問中、ある施設から子どもが3人家出しました。20kmも離れた友だちがいる施設まで何らかの方法で移動し、保護されましたが、海外スタッフの生活面での習慣の違いが子どもたちには相当窮屈で、家出も初めてではないそうです。今後、子どもたちが成長し自分の意志を明確に持ったときの、子どもとソーシャルマザーの関係などにも注意を払う必要があります。
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